ひとことばとは

周りがこうだから。空気を読んで。同調して。
そうして生きれば生きるほど、自分とは何かを見失う。
自分に対する不安や焦りがもつ負の力は強く、
人格や人生そのものを変えてしまうほどのパワーがある。

よりよく生きるためにどうすればいいのか？
そのヒントとなるのが、
「言葉」と「解釈」だと考えています。

これまで偉業を成し遂げた著名人が残した
「名言」や「格言」と言われる言葉は、
自分の世界を広げ、人生において有益な考え方を
私たちにもたらしてくれます。

しかし名言や格言も、言葉があるだけでは価値を持たない。
その言葉を目にして人が心が動かされ、
行動を起こそうとする気持ちの変化に価値がある。
つまり「人と言葉との関わり合いに価値がある」
と思うのです。

言葉を解釈し、心が動かされ、
行動が起こり、やがて人生が変わる。
主観的で個人的な解釈は、
自分らしい日々を送るためのヒントです

あなたにとっての価値は、
あなたが価値を感じたものにしかない。
あなたには、あなたの意志で、何が自分にとっての真実で、
何がそうでないかを決める力がある。
あなたの人生は、あなたの訪れを待っている。

“その言葉に「あなたがどう感じたか」に価値がある。”
この思いで「ひとことば」は活動しています。

※一部の言葉は下記書籍からの引用です。
ゲイリー・ジョン・ビショップ「あなたはあなたが使っている言葉でできている」

偶然出会った言葉に胸を打たれ、
その言葉を大切にしている人がいるのではないか。
その言葉はもしかすると、その人だけでなく、
他の誰かの心をも照らすのではないか。

「人と言葉との関わり合いに価値がある」と考えると、
人と言葉が関わるための手段が重要になってきます。

家族や友人からかけられたひとことや、
本や漫画で目にした1行、
映画や音楽で耳にしたフレーズなど、
言葉と関わりをもつ瞬間は、
生活の中で無数に存在しています。

この中から「本」というテーマに注目したのは、
本を読む時間、人と言葉がより意識的に
関わり合っていると思うからです。

本を手に取り、開いて、
活字に目を向け、脳で考え理解する。
ページをめくり読み進め、戻って読み直す。
ランダムにページを開いてみる。

自分の意志で読み進め、自分の意志で閉じる本。
まるで本を通して自分自身の存在を確かめているような
感覚をもつことがありました。

“その言葉に「あなたがどう感じたか」に価値がある。”
この思いを形にするなら、
本をきっかけにしたいと思いました。

本が大好きな人も、そうではない人も、
このサイトで紹介する本は、
言葉と関わり合いをもつ手段の
ひとつとして捉えていただけたら嬉しいです。